日本アカデミー賞にラブライブがノミネート!
今更な事ですが、ラブライブ!The School Idol Movieが日本アカデミー賞の最優秀アニメーション作品賞にノミネートされました!
ノミネートされただけでも凄い!!
さすがに最優秀賞は取れませんでしたが、ノミネートされただけでも凄い事だと思います!
劇場版ラブライブはファンからすれば、とんでもなく素晴らしい作品だとは思いますが(私も当然含まれます)、ファン以外の人が見ればなかなか理解するのは大変。
一見さんはお断りな部分があると思います。
なぜなら、今作が素晴らしいのは、TVアニメ版の情報が既に共有されたのが前提で成り立っているからだと思います。
さすがに開始5分程度でキャラ説明はめちゃくちゃざっくりおこなわれていますが、やはり初めて見た人にはなかなか把握しづらいでしょう。
しかし、それを乗り越えてこういった一種のジャンルムービーがノミネートされるにはよほどの世間やファンの熱量が無ければなしえない事だと思います。
過去の最優秀作品
2015年 バケモノの子
2014年 STAND BY ME ドラえもん
2013年 風立ちぬ
2012年 おおかみこどもの雨と雪
2011年 コクリコ坂から
2010年 借りくらしのアリエッティ
2009年 サマーウォーズ
なんというジブリ&スタジオ地図ゲーな事でしょう。
私自身バケモノの子とコクリコ坂はまだ未見なのですが、風立ちぬとおおかみこどもは特に群を抜いて素晴らしいと思いました。
この辺り共通してるのが、全部TVアニメから映画化ではないということです。
ドラえもんはちょっと特殊かと思いますが・・・
やはりTVアニメからの映画化は厳しいのでしょうか。
TVアニメからの映画化はどうなの!?
私の勝手な意見を書かせて頂きますが、TVアニメからの映画化の利点は、上にも書いた事ですが、TVアニメで散々語られた情報が既に共有できている事です。
キャラの設定や、その世界のリアリティラインや、過去にどんな事があったとか、既に語り済みでいきなり本題に入れるのがいいところです。
ラブライブで言うと本編開始早々、卒業式後にアメリカ行きが決まり、向こうでライブして・・・と、90分をフル活用できますね。
しかし、TV版を見ていないと完全置いてきぼりをくらう作りになってますね。
それに引き換え、純正のアニメ映画は、90分で全てを語り、ストーリーを作り、感動させ、楽しんで帰ってもらう。
作り手側にはある意味神業的なことが要求されると思うんです。
そして、観る側は事前に予習は必要なくスタートラインが同じなので、万人に受ける作品になります。
なので日本アカデミー賞等の映画祭では賞を取りやすいのではないかと思います。
とはいえ劇場版ラブライブはそんな一見さんにもわかるように、映画本編を見ながらでもキャラの情報が入ってくるように考慮されて作られているので非常に良くできてると思います。
私的には
事前にTVアニメを見ておかないと話がわからないのは、万人受けを目指すにはかなり厳しい壁になるとは思います。
でも、本当に最高のエンターテイメントを目指すなら、ある程度の一見さんお断りな内容になってしまうのは仕方ない事だと思います。
むしろそれでいいのかなとも思います。
今回の日本アカデミー賞等を取ることは至難の業になるとは思いますが、ラブライブの凄いところは、TVアニメ、映画版、楽曲、PV、リアルの方のライブ、全てを合わせて1つのコンテンツとして最高だからです。
中に入ってみないとわからないと思うけど、入り込んでしまえば凄く良いと思える作品。それがラブライブなのではないかと思います。
そしてそれは閉じられたコンテンツではなく、どんどん広がっていけるコンテンツだと思います。
と、最近コンテンツの中に入った私が思った事でした。
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